【簡単】ETC利用照会サービスの登録方法について解説!
2024/11/061.はじめに
ETCカード利用ユーザーがもっと便利にETCカードを使えるようになるサービス、「ETC利用照会サービス」。でも、なんだか難しそう、登録って面倒では・・・という皆様のお悩みをこちらで解決!登録方法を1からご紹介いたします。
【目次】
2.利用照会サービスとは
そもそも、ETC利用照会サービスとは、ETCカードの利用明細をWEB上で確認できるサービスです。通過日時や料金、ETC割引額も参照することが可能です。
利用明細は無料で印刷が可能で、pdfやcsvファイルでのダウンロードもできるため、ご自身に合った方法での保管ができます。
3.登録に必要な情報
必要な情報は?
ETC利用照会サービスへ登録するには、下記5つの情報が必要となります。
- ETCカード番号
- ETC車載器管理番号
- 車両番号
- 実際に走行した年月日
- メールアドレス
これらの情報について解説していきます。
1.ETCカード番号とは?
ETCカード番号とは、14~16桁の番号で、ETCカードの表面に記載されています。ただし、一体型ETCカードの場合には裏面に記載されていることもありますので、表面にめぼしい数字が確認できない場合は、裏面も注視しましょう。
コーポレートカードとパーソナルカードではカード番号の桁数が違う
法人や個人事業主の場合では、コーポレートカードとパーソナルカードの両方を持っている場合もあるでしょう。その際、ETCカード番号だと思った数字の桁数がそれぞれで異なり驚いてしまうかもしれませんが、焦る必要はありません。コーポレートカードとパーソナルカードではカード番号の桁数が違うため、両方お使いの方は留意しておくとよりスムーズに登録できるでしょう。
2.ETC車載器管理番号とは?
ETC車載器管理番号とは、ETCカードを挿入する機械それぞれに割り振られた、19桁の番号のことを指します。番号がわかる方法としては、実際にETC車載器の裏面に書いてあるのを見る、「ETC車載器セットアップ証明書」を確認する、最近だと音声で管理番号を話してくれる車載器もあるので、そのようにして番号を控えましょう。
中古車を購入した場合は要注意
中古車をご購入された際、車にETC車載器がすでについている場合も多いかと思います。その場合は特に注意が必要です。ETC車載器管理番号がわかるものが全くない場合、再セットアップが済んでいない場合が想定されるためです。
ETC車載器が埋め込み式などで車載器本体の番号印字が確認できない場合は、まず車検証などと一緒に「ETC車載器セットアップ証明書」が無いか確認してみましょう。ない場合は、中古車購入店に問い合わせると番号がわかる場合もあります。それでも確認できない場合は、セットアップ店などに行って「ETC車載器セットアップ証明書」を出してもらう必要があります。
また、「ETC車載器セットアップ証明書」があった場合も、記載されている車両番号がお手持ちのお車と一致しているか必ず確認しましょう。もし違う車両番号が記載されている場合は「再セットアップ」という作業が必要になります。こちらも前述と同様にセットアップ店などに行って、お手持ちの車両番号が記載されている「ETC車載器セットアップ証明書」を発行してもらう必要があります。
車載器を載せ替えた場合も再セットアップをしましょう
新車で購入した場合も、中古車で購入した場合も、車載器を載せ替えた際には必ず再セットアップをしましょう。再セットアップをすることによって、ETC車載器にその時点での車両情報を記載することができます。再セットアップをしないままだと以前の車両情報がETC車載器に記録されたままになっており、ETC利用照会サービスに登録ができません。必ずセットアップを終えてから利用照会サービスの登録に取り掛かりましょう。
3.車両番号について
車両番号は登録をする際に実際に無線走行をした車両の下4桁の番号が必要になります。
コーポレートカードであればカードに車両番号が記載されているため確認が簡単ですが、クレジット・パーソナルカードは車両番号が記載されていないため、いつどの車両で走行したかを把握しておくことが大切です。
4.実際に走行した年月日について
本登録の際にETCカードで無線走行した日付の入力が求められます。コーポレートカードでは過去62日以内、クレジット・パーソナルカードでは過去15か月以内に無線走行した日付が必要です。走行していない日を入力してしまうと登録ができないため、過去のスケジュールを確認しましょう。
5.メールアドレスについて
特にこだわりが無ければご希望のメールアドレスで登録が可能です。
1つのメールアドレスで複数のIDが取得できるようになっているためあらかじめ登録用のアドレスなどを準備しておくと管理がしやすくなります。
4.ETC利用照会サービスへ登録してみる
登録完了までの流れは以下の通りになります。
- 仮登録をする
- カードの種類に合わせ本登録へ進む
- 必要な情報を入力し本登録を完了させる
1.実際に登録してみる
それでは実際にETC利用照会サービスへ登録をしていきましょう。
「ETC利用照会サービス」と調べると該当サイトが出てきます。もしくはこちらのリンクをご利用ください。ETC利用照会サービス (etc-meisai.jp)
2.まずは仮登録!
ETC利用照会サービスのページが開けたら、上部左から2番目、「新規登録」に進みましょう。流れに沿って仮登録完了まで進めていきます。
流れの中でご不明な点があった際は、下記リンクよりご確認ください。
ETC利用照会サービス新規登録(仮登録)の手順 (etc-meisai.jp)
3.本登録は2種類!コーポレートカード・パーソナルカードで登録フォームが違う!
仮登録完了のメールに記載のあるURLをクリックすると、青色の「ETCクレジットカード ETCパーソナルカード ご利用の方」とオレンジ色の「ETCコーポレートカード ご利用の方」という2種類の入力画面が表示されます。
画面左下に表示されている緑色のカードが「ETCコーポレートカード」に該当します。クレジットカード会社の発行する法人向けカードではなく、NEXCOが発行する法人向けカードのみが「ETCコーポレートカード」です。コーポレートカードについて詳しく知りたい方はこちら(10分でわかる!ETCコーポレートカードのメリット・デメリット~最適な組み合わせで経費削減~|コラム|情報通信システム協同組合 (ics.or.jp))をご覧ください。
登録したいカードの種類を確認の上、本登録手続きを進めていきます。
本登録の流れや必要な情報について不明な点があれば下記リンクよりご確認ください。
・ETCコーポレートカードの登録手順
新規登録の手順(ETCコーポレートカード)(etc-meisai.jp)
・ETCクレジットカード/ETCパーソナルカードの登録手順
新規登録の手順(ETCクレジットカード・ETCパーソナルカード) (etc-meisai.jp)
4.2種類のカードを持っている場合は?
ETCコーポレートカードも、ETCクレジットカードも両方所持していてどちらのフォームに進むべきか困った方もいらっしゃるでしょう。実は、コーポレートカードとそれ以外のETCカードは同じIDで登録をすることができません。そのため、まずどちらか一方を登録し、仮登録完了のメールに戻って再度登録していない種類のカードの本登録に進む必要があります。
5.ユーザーIDとパスワードの取得~忘れないように記録しましょう~
ご自身で登録をされたいカードの種類を選択すると、新規本登録お申し込みの画面に遷移します。ここで、任意のユーザーIDとパスワードの設定が必要になります。これからログイン時に必要となるものですので、必ずメモ等を残し、IDもパスワードもわからない・・・という状況を避けましょう。
6.【注意】450日間利用が無いと自動的に解約
かなり前に登録した覚えがあったような・・・と思っている方は要注意です。450日間利用照会サービスの利用が無い場合は自動的に解約となってしまいます。普段高速道路を頻繁にご利用されない方は特に注意が必要です。自動的に解約となってしまわぬようにこまめにログインをしましょう。
5. カードを追加登録も可能
A.1つのユーザーIDで何枚までカードを登録することができるの?
利用照会サービスに登録した後、利用明細を確認したいカードはもっとたくさんあるのに・・と思っていらっしゃる方も多いかと思います。1つのID、パスワードの組み合わせで複数枚のETCカードを管理できると便利ですよね。
利用照会サービスでは、パーソナルカードは最大10枚、コーポレートカードは最大1,000枚まで登録が可能です。カードを持っている枚数分IDを取得しなくて済むのでとても便利ですね。
B.もっとカードを登録したい場合はどうしたらいいの?
パーソナルカードの10枚、コーポレートカードの1,000枚では上限が少なすぎる!もっとカードの利用明細を見たい!という方もいらっしゃるかと思います。その場合は再度新規登録を行い、新しいユーザーIDを取得することが可能です。
C.同じメールアドレスで複数のユーザーIDを取得することが可能
メールアドレスを複数個お持ちでない方もご安心ください。1つのメールアドレスで複数のIDを所持することが可能な仕様になっています。もう一度新規登録からの手順を踏んで新しいIDを取得し、登録しましょう。
D.使用しなくなったカード情報は削除していこう!
使用していないカード情報をそのままにしていて、新しいカードを登録できなくなっている、ということはありませんか。その際は不要になったカードを削除することで新しくカードを登録できるようになります。管理するIDを少なくするためにも、多くカードを所持している場合には、利用照会サービスに登録しているカードの整理も行ってみると良いでしょう。
6.まとめ
いかがでしたでしょうか。利用照会サービスに登録するための書類から登録完了までまるっとご説明をさせていただきました。登録のハードルは少し高く感じるかもしれませんが、とても便利な利用照会サービス。ぜひご活用ください。